当面の間、釣りを見合わせます。

新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、当ブログでは当面の間、釣行及び釣行記事の新規投稿を見合わせることにします。(5/28に釣りを再開しました)

千葉県のウェブサイトでは下記のように外出の自粛と3密を避ける要請が出ています。

 

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく県民の皆さまへのお願い

生活の維持に必要な場合を除き、昼夜を問わず、みだりに自宅等から外出しないでください。

職場への出勤は、外出自粛等の要請から除きますが、在宅勤務(テレワーク)、時差出勤、自転車通勤等、人との交わりを低減する取組を今まで以上に推進してください。これまで外出自粛要請をお願いしてきた週末及び平日夜間に加え、平日昼間についても外出自粛を要請します。

生活の維持に必要な場合の例

通院、社会福祉施設への通所、食料品・医薬品・生活必需品の購入、

健康維持のための散歩・運動、在宅ではできない仕事など

※事業者の皆様には、感染防止措置を十分に行っていただくようお願いします。

外出自粛をお願いしたい例

「3つの密」のある施設への入場、同居家族以外の多人数での会食への参加、

キャバレー、ナイトクラブ等の遊興施設など

 

基本的な自分の考えについて

SNS(主にtwitter)を見ていますと、一部で釣りを自粛する人と釣りに出掛けている人(特に釣果画像をアップされている人)との間での対立が見受けられます。

まず断っておきたいのは、自分はこの件でどちらか一方を批難するつもりはありません。
また、冒頭で触れた通り自分は釣りを自重していますが、他者に押し付けることはしません。
※この記事を書く数日前に、知合いの高校生アングラーのお一人に注意を促したことはあります。基本的に知り合いでも無い他人に対して合わないな、と思ったら離れます。

この記事を読まれた方でちょっとでも立ち止まって考えてくれる人が1人でも居ればいいなという考えです。自分とは違う前向きな別の視点が得られたとすれば嬉しく思います。

その点を踏まえてお読みください。

 

 

自分が今、釣りをしない理由

まず、自分と家族の感染リスクを減らしたい

私事ですが先月に眼の手術入院をしたばかりなので、今再び医療機関のお世話になるリスクは減らしたいのが第一にあります。眼の膜の抜糸も終わっていないので今、covid-19に感染してしまうと治療が先に延びてしまいます。実は手術後の眼は感染症に弱い状態になってしまったので人一倍気を遣っています。仕事中は密閉型のゴーグルを着用しています。

また、自分や家族が感染もしくは濃厚接触者になってしまうと結果が陰性であれ嫌でも2週間は自宅に閉じこもることになるのもあります。

 

医療、介護の現場で働く人達の負担をかけたくない

自分の周りには介護や医療の現場で働く方達がいます。
twitterでも医療関係者のフォロワーの割合が多いように思います。

新型コロナウイルスへの対応だけでなくそれ以外の患者にも対応しなければならないので負担は大きい筈です。また、介護や医療関係者自身も感染の恐怖と日々戦っている訳です。実際に自分の周りでも多数の院内感染が発生した都内の医療機関で働いている方も居ます。ご本人は陰性ですが仲間が何人も倒れていく中で治療に当たるのは相当なストレスだと思います。

そんな時に釣りという趣味に過ぎない行動が元で負担をかける可能性を僅かでも増やす必要はないだろうと考えます。

 

今、釣りをしている姿を見せたくない・見られたくない

世間体というのも出てきます。
仮に今、自分が釣りに出掛けることを想像すると、

釣り道具を持って出かけた自分はご近所さんの目を気にし、

釣り場に人が居ないか気にし、

人が居てソーシャルディスタンスが取れていたとしても自分を知る人が居ないか気にし、

釣果をSNSやブログにアップするか承認欲求とモラルの間で悩む筈です。

釣行のいちいちに後ろめたさが付き纏ってしまいます。

気障な言い方かも知れませんが、そんな釣りをしている自分の姿を想像すると憧れないなと思いました。

 

自分はいつまで釣りを自重するのか?

「品行方正ぶるのはいいけど、いつまでも辛抱出来るの?」と思われる方も居ると思います。

 

4月20日に千葉県知事はメッセージで、
(新型コロナウイルス感染症に関する知事メッセージ/ちばコレchannelのリンクが開きます)

5月6日まで県外の皆さまにおかれましては、不要不急の千葉県への移動の自粛をお願いいたします。
それと併せて県民の皆さまにもこの間、不要不急の県外への外出の自粛をお願いいたします。

と発表しています。

ネットを見ているとどうも、この発表をうけて5月6日で自粛は終わり、という方も居て危うさを感じています。5月6日でウイルスの拡大が収束するとは誰も分かりませんし、個人的には当分先のことだろうと思います。

 

現時点では、不要不急の外出の自粛の要請(この言葉、中途半端で好きではありません)が解かれるまでは釣りは見合わせようと思います。

今まで手洗い・うがいを励行して不要不急の外出を極力避け、通勤手段も変え、釣りも自重してきたのに台無しにしてしまっては元も子もありません。

何年も先になるかも知れませんし、全国一斉に解除とはならないとも思います。ここは状況の変化により自分の考えも変わってくると思います。

 

もしも自分が今、釣りに行くとしたら…

これを書いている4月24日現在、釣りに出掛けている方やもう我慢の限界に近い方がこの記事をここまで読んでくれていると仮定して、自分が今釣りに出掛けるとしたら。
先述の「自分が今、釣りをしない理由」は抜きにして考えてみました。(行かないですよ!)

 

県外には絶対に出ない・県外から来させない

先述の千葉県知事からのメッセージに加え、房総地域8市1町の首長のお願いが発表されています。駐車場がかなりの範囲で閉鎖されても居ます。

県外に出ないと同時に県外から来られるのも遠慮してもらいましょう。

 

人との接触を避けて1人で行く

仲間と車に乗り合って行かない、公共交通機関の利用を避ける、釣り場で仲間と一緒にならない、コンビニや釣具店に寄るのは別の日にする(後述します)

車の同乗については、実際に私の家族が働く職場内で濃厚接触者が3名出てしまった事例があります。4人乗っていたうちの1人が後日陽性であることが判明したのでした。(3名の方は2週間経過後陰性と診断されその後の発症もないようです)

コンビニや釣具店に寄るのを「別の日にする」のは、万が一釣りに出掛けて後に症状が現れた場合、感染経路を明らかにする必要が出てきます。1日の中で複数の行先を作ると感染経路の特定が難しくなります。

 

同居する者が居る場合、同意を得る

止められるようなら他人に理解されることもないでしょう。止めるべきです。

 

釣行、釣果報告などは慎重に

個人的には当初より気にならなくなって来ましたが(イイネはしませんけど)、「あの人も行ってるからいいだろう」と他人の動機付けになるでしょう。

 

終わりに

実は数日前に、「ボートを漕ぐか乗合船で釣りに行ってしまおうか…」と考えたことがあります。その日のうちに考えを改めましたが、辛抱を続けるのは中々簡単ではありませんね。

釣りだけでなく、大好きなお酒も50日ほど止めているので禁欲的な生活と言えるかも知れません。どうにかポジティブに考えると再開した時のお酒の美味さ、釣りの楽しさを想像すると物凄い貴重な体験になるような気がして、今挫折するのは勿体ないなとも思います。

釣りが出来ないことと釣行記が更新出来ないことだけは残念ですが、再開出来る日が1日でも近づくよう今は粛々と自重することにします。

 

今釣りをしている人も自重している人も、新型コロナウイルス感染拡大の1日も早い収束と終息を望むことでは一緒の方向を向いている筈です。その為に出来ることをしてみませんか。

感染リスクと隣合わせで働く方々の無事と、罹患されてしまった方々が早期に回復しますように。

最後までお読みいただきありがとうございます。



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コメント

  1. あきら より:

    ブログにコメントいただきましてありがとうございます。
    皆が皆、自粛すれば釣具店が潤わず……とか考えると色々難しい問題ですよね。
    最近は他人の釣果を見て、コロナなのにとか批判のコメントも増えているなと感じてます。
    全員がコロナを念頭に置いた行動を心がけるしかないのかなと思います。

    どんなことにしても自分の意見の押し付けは良くないですよね。

    • にし より:

      あきらさん

      コメントありがとうございます。
      この記事を投稿している間に全国で釣り禁止の場所が増えてしまいました。
      一時的なものだといいのですが、新型コロナウイルス終息後も釣り禁止を継続する場所があるような気がします。

      港湾部などの駐車場閉鎖からの路上駐車も含め釣りをする含む人の行為が招いた結果なので受け止めるしかありません。

      終息後に釣りが出来ない事態にならないよう、今は辛抱の時と考えています。

  2. M より:

    Mです
     ご無沙汰しています。釣りは私も自粛中です。
     ワクチン、若しくは有効な治療法ができないと、状況は改善しないでしょうね。
     今年で落ち着くのか、まだ数年かかるのか、分かりませんが、地球規模の災害みたいなものですから、じっくり待つしかないでしょうね。
     眼の方もお大事にしてくださいね。また釣り場でお会いできる日を、楽しみにしています。
     

    • にし より:

      Mさん

      お久しぶりです。
      ワクチンはウイルスのサンプル収集からワクチンの承認まで史上最速と言われる、おたふく風邪ワクチンでも4年掛かっていますね。
      当時から開発スピードが上がっていたとしてもある程度の時間は掛かるのではないでしょうか。
      やはり罹患しないよう日々努めることに勝るものは無いと思います。

      眼の方はゆっくり改善傾向です。ありがとうございます。
      Mさんもお仕事大変だと思いますがご自愛ください。