入院日記・後編

前編の続き。（釣りのお話はありません。ゴメンナサイ。）

 

入院３日目

向かいのベッドの７０代の方が今日退院。

話好きな方で今月お仕事を引退されて最後の免許の更新をパスする為に白内障の手術を受けられたそう。手術の予約が一杯で昨年１１月から待っていたとか…

 

朝の診察で手術した眼の眼圧が３５mmHg。昨夜より上昇。
縫合した５ヵ所のうち、４ヵ所目をレーザーで切り直後の眼圧は１１mmHg。

昼過ぎに久しぶりにシャワーを浴びる。ただし首から下だけ。

首から上は顔も洗えないし洗髪もまだダメ。

向かいのベッドに別の方が入る。

 

１６時の診察で眼圧７mmHg。

１８時の診察では５～６mmHgに低下。

下がり過ぎも良くないらしい。

 

入院中の差し入れで嬉しかったのがコレ。

経過が順調ならそろそろ退院出来そうなのでこの辺で踏みとどまって欲しい。

翌朝の眼圧に期待して兎に角寝る。

 

入院４日目、入院延長…

入院して初めて髭を剃る。洗顔は出来ないので剃った後は拭くしかない。

 

昼前に本日最初の診察。

眼圧は６mmHg。

昨夜と変わらずだが、なんと眼圧低下で眼が潰れてしまった。

下がり過ぎると網膜剥離になるので今度は眼圧を上げる処置をしなければいけない。

…と言うことで今度は縫い直し。。

外来の処置室に移動して手術用の椅子の上で１０分ほどの処置。

執刀医に手際よく済ませてもらえてよかったけど、、

縫う時はやっぱり痛い！手術の時よりキツかった。

以前、小指を折って骨にネジをいれた時も途中で麻酔が切れたし、どうも自分は麻酔が効きにくいらしい。眼を縫われるのは出来ればもう勘弁…

結局、２針縫う。

１７時の診察では眼圧は２０mmHg。処置はせず経過観察。

今日の退院は無くなってしまった。

 

入院５日目

朝の診察で眼圧１２mmHg。

今日１日様子を見て良ければ明日退院となった。

昨夜のうちにまた１ヵ所でもレーザーで切っていたら下がり過ぎていたかも知れない。

シンプルな手術だそうだが、それだけにこの眼圧調整が難しいらしい。

 

家族が見舞いに来てくれたので、明日退院するつもりで衣類や食べきれない差し入れを持ち帰ってもらう。

 

 

昼はカレー。

病院食でカレーが出るとは思わなかった。

向かいのベッドの方が食事がとれない状態で今朝からラウンジで食べることにしていたけど正解だった。眼の前でカレーなんて食べられたらキツイよなぁ…

 

午後は診察無し。

やっと介助付きでの洗髪が出来るようになったので看護師さんにお願い。

暫くは美容室での洗髪になるとのこと。

 

緊急入院だったので忘れていた限度額適用認定証の用意を家に頼んだり、手術の内容や費用の概算をスマホで調べる。

明日退院出来ることを祈りつつ就寝。

 

入院６日目

朝食後に執刀医による診察、眼圧は正常値で本日退院！

１時間後の担当医の診察でも眼圧９～１０mmHg。

 

退院の準備をして退院後の薬を見直してもらい、１０時に退院。

１週間ぶりに外出したら随分暑い。

 

夜は行きつけの店でラーメン。お酒は当分禁止。

新型コロナウイルスの感染症で入院中の面会が厳しくなっていたので家族以外は断っていました。

仲間が何人か来ていたので報告。

 

点眼薬だけでこんなにあって、５分間隔で開けなければいけないので点眼だけで日に１時間近くかかってしまいます。

 

今は仕事に復帰したものの、手術した眼の視力が安定するまで数か月かかるそうです。
今は殆ど見えません。もう片方の眼の眼圧も正常値より少し高いので治療中。

 

緑内障になる人のうち７割以上が自覚症状のないまま進行しているのが実情のようです。

眼圧が正常値内にも関わらず緑内障になるケースもあるので眼の検査は大事です。

嫌らしいのが、一度失われた視神経は回復しないので早期に対処しないと視野が欠けます。

両目で物を見ている時、片方が少し見えづらくてももう片方が補おうとするので初期段階では気付きにくいと言われます。

 

 

まだ釣りを再開するには時間がかかりそうですが最悪の事態は避けられたと思います。

お便りをくださった方々、大変感謝しております！