入院日記・前編

16日から緑内障の緊急手術の為に入院していましたが、21日にようやく退院できました。

まだ経過観察中で自宅で安静にしています。

 

緑内障は40歳以降は20人に1人の割合で罹るそう。

どなたかの参考になるかも知れないので入院中に記録していたことをblogにも残しておきます。

 

入院までの経緯

5年以上の長期に渡り、強膜炎という眼病の治療を続けている最中、昨年11月から今年の2月にかけて片方の視界が特に悪くなり通常は1ヵ月の投薬で寛解するところ、改善の様子が無いのでかかりつけの医院は治療が合わないのかもと、別の医院を受診しました。

その日が特に悪かったのか、眼圧が58mmHgと今までで最も高い数値が出てしまいました。
(眼圧は10~20mmHgが正常値と言われています)

眼底検査、視野検査も実施。視野はプリントアウトされた結果を見るとほぼ真っ黒で全滅。
検査中に全然見えなかったのでこれはダメだな…とは思ってはいた。

その場で千葉大学医学部附属病院への紹介状を書いて貰えることに。

この眼圧では短期間での失明のリスクが高いので、眼圧を下げる為に内服薬を処方してもらう。

長年通っていた医師からは内服薬は副作用がある為、なるべく処方しない方針で治療を続けてきたが、もうその余裕が無い。

大学病院での診察は最短で3月。1ヵ月も先なのでそれまで眼がもつのか心配になる。

 

それまでの期間は週に一度医院に通い眼圧をチェック。

内服薬を使い始めた直後は眼圧は30以下に下がってきたものの、日が経つに連れて上昇し出す。

副作用としては手足の痺れ、頻尿、たまに顔面の痺れ。

視界は調子が悪い時は白いもやがかかったようで、酷い時は大き目の壁時計やカレンダーの文字も見えない。夜間の街灯や車のライトなどの光源を見ると光の輪が見えるなど。

 

どうにか失明には至らずに大学病院で診察の日を迎えられる。

 

突然の入院

大学病院での初回診察時は朝に内服薬を飲んで来たばかりなのに眼圧が40mmHg。

放っておくと1週間で危ないと言われ、おそらく手術になるだろうと。

その日は生憎、手術の判断を決められる専門医が不在なので再受診。

再受診まで内服薬の用量が倍に、強膜炎の治療に使っているステロイド点眼薬の使用を中止。
(ステロイド点眼薬は副作用で眼圧が上がる)

 

3日後に大学病院を再受診。眼圧は58mmHgと過去最大値とタイ。
内服薬がマシマシになっていてこの数値なので飲んで居なかったらもう駄目だったかも。

この数値だと通常、頭痛と吐き気に襲われるらしい。

自分の場合、身体が痛みに慣れてしまっているのでは?とか…
(姿勢によっては頭痛は起こるが関係は不明)

緑内障専門の医師より緊急で手術する必要有りと告げられる。

医師の手術が出来る予定は明日と来週。

選択肢は2つで、

・明日手術を受ける。

・とりあえずレーザー治療(日帰り)を施して後日手術。

 

視神経は日に日に損傷している筈なので明日にでも手術してもらうことに。
レーザー治療も緑内障の治療法のひとつではあるけど、自分は手術も必要な段階。

外来で来たつもりがその場で入院になってしまう。

仕事先と家族に連絡して入院病棟へ。

 

入院初日

入院病棟へ行く途中、売店で眼の手術を受ける患者に必要な3点セットを購入。

「除菌シート」「目の周りを拭くコットン」「アイカップ」の3つ。

新型コロナウイルスの影響で病院内であってもアルコールを含んだ商品が品薄でノンアルコールの物しか手に入らなかった。マスクの在庫も無い。

 

緊急入院の為、無料の部屋に空きが無く差額ベッド代の発生する部屋に入ることに。

手首にタグを付けられ、入院手続きを済ませてから胸部X線、心電図、検尿、眼科を受診して18時に夕食。

 

21時の消灯時間の頃に家族が荷物を持ってきてくれる。

処方されている薬、下着、スマホ充電器、タオル、洗面具など。

手術は翌日の午前中なので早目に就寝。

 

入院2日目(手術当日)

5時起床。夕食も消灯時間も早いので入院時の夜は長い。

薬が多く、点眼で30分以上かかるので取り掛かる。

6時に検温、血圧測定。

8時に点滴開始。

9時半に車椅子で手術室へ移動。

 

入院も初めてなら眼の手術も初めてなので緊張する。

麻酔は局所?全身?

眼の手術だから見えるんだよな…?

事前にスマホで調べた限りでは、局所麻酔、見えない、手術中の痛みは無いとのこと。

 

手術台に横になると鼻カニューレを付けられたり足首を軽く縛られたり。
血圧が急上昇すると点滴で降圧剤を投与出来るようにしてあるそうです。

 

麻酔は点眼麻酔で注射器のようなものの先端から麻酔薬を垂らされます。

顔は手術する眼以外が隠れるように覆われ、眼を開けたままにする器具を装着されたようです。

 

視界は…たまに見えます :mrgreen:

おまけに自分の場合、麻酔が効きにくい体質のようで眼を縫われている時は痛みを感じる…

痛いのもツラいのだけど、困ったのが眼を動かせないこと。。

こればっかりは患者が協力しないと手術の進行を邪魔してしまうのだけど、痛いとどうしてもね…

頭を乗せている台の辺りも段々痛くなりだす。頭を動かすのもご法度で地味にしんどい。

 

手術は繊維柱体切除術というもので、うまく排出されなくなってしまった眼の中の水(房水)を逃がすポケットを追加して、数か所縫った所をレーザーで切ったりして眼圧を調整するものです。
眼圧が下がり過ぎたら縫い直します。

眼と追加するポケットをつなぐ穴は術後に再び癒着しないように、マイトマイシンという抗がん剤で細胞を殺して開けます。
ステンレス製のインプラントを挿入する先進医療もあるけど自分の場合は強膜炎の兼ね合いでインプラントは使えないそう。ただし眼圧を下げるには今回の手術の方が効果があるそうです。

 

手術は35分ほどで終了。大きなガーゼを当てられて車椅子で病室に戻る

 

昼食を済ませて夕方まで寝る。
眼は手術のせいかチクチク痛む。

 

18時に執刀医による診察。

手術では5ヵ所縫い、その時点での眼圧は65mmHg。

ここからレーザーで縫った所を切って眼圧を下げる調整。

5ヵ所中3ヵ所切って眼圧は20~22mmHg。

レーザーは一瞬で終わって痛みも殆ど無い。
縫ったり切ったりを何度も繰り返すのかなと思っていたので、切るだけで終わって欲しい。

今日の処置はここまで。

 

手術後は内服薬の使用は終了。点眼薬も変更。

この日から入院時に購入したアイカップを睡眠時に使用して眼を保護します。

 

とりあえず失明は免れました。。

 

後編に続きます)

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