ブログを始めたときのこと

「ブログのこと」というカテゴリを作りました。

ブログ運営について自身の体験を交えながら思ったことを書いていく予定です。

 

今回はブログを始めた経緯から、自分が選択してきた手段とブログ開設当時に留意したことなどについて書いていきます。

 

ブログを始めたいきさつ

このブログは元々、開設当時に手伝っていたメーカーのサポート的なものとして、個人の趣味のブログとして半々なスタンスで運営してきました。詳しくはブログのメニューにあります「このブログについて・プライバシーポリシー」の頁と重複しますのでここでは割愛しますが、ひとつだけ書いていないことがあります。ブログの開設はメーカー代表から頼まれる形でスタートしたのですがその背景には、“製品について事実と異なることを書いてあるブログがある、何とかして欲しい”というものがありました。
かなりラフに表現すると「あいつムカつくからヤッちゃってよ♥」(ある年代には懐かしいやつ)
という類いの依頼と受け止めたんですが、荒らしに行ったり他人を装って誹謗中傷を仕掛けたりするのは人として極めて最低なので「正攻法」でいくことにしました。

 

ブログ黎明期に取り組んだこと

さしあたって求められていた記事は、「製品の説明」でした。
ですがいきなり着手するには「説得力のある、体験を経た語彙」が足りません。
まずは実釣と実釣記事を書きまくることに時間を使いました。
幸運だったのは開設当時の2015年は東京湾湾奥はサヨリの大当たりの年で150尾釣った日もあり、偶然居合わせた東京中日スポーツさんの取材を受けて紙面デビューも果たしました。
この年は年末まで殆どの釣行はサヨリに費やし、12月29日までサヨリを釣りました。

前述の「正攻法」とは地道に実釣記事を積み重ねて検索流入を増やし、検索エンジンの上位にヒットするよう育てることでした。開設からそこに辿り着くまでには1年かかりませんでした。

そして2016年5月に「私的サヨリの釣り方」の記事を公開します。
全国的に見ればニッチな釣りで競合が少なく、ハウツー記事に至っては極めて少ない状況だったので目新しさがあってか注目されました。その反面、手垢のついていない物を書くのはけっこう大変でした。今に至るまでその都度更新していくスタイルの記事にしたのは大正解でした。
手の内を小出しにしつつ記事を育てるので真似仕切るのは難しいんじゃないかと思います。

 

自分が書きたいことと他人が読みたいことが同じとは限らない

大事なことなので断っておきますが、今は100パーセント個人的な趣味のブログとして運営していますので当時の自分と立ち位置は違います。釣りの対象も広がりました。
この記事にしてもそうですが今は書きたいものを書く割合が増えました。
かつては看板を背負っていた訳ですから、ポジショントークというやつが付きまとう訳です。
あまり脱線しないように、悪く言えば面白味の薄い、お行儀のよいブログだったと思います。

また、「テスターなのにそんなことをしている、けしからん!」

一事が万事、何かあればすぐに炎上するネット社会なので立ち居振る舞いには特に気を遣いました。出会って間もなく「自分も是非テスターに!」と猛アタックして来た方が居てちょっと不安でしばらく時間を開けたことがあったんですが、不安の種はそういうことです。幸い、自分にはメーカーサポートの前任者で釣り雑誌に記事も書かれていた(スーツアクターもされておりました)YASUさんの立ち回りを見て来れました。まぁ、昨年の5月で辞めちゃったんでYASUさんには申し訳なくも思いますが、それなりに長かったし自分の人生なので大事に時間を使うことにしました。

ブログを訪問する方が何を読みに来ているのかはブログの機能でおおよそ把握出来ます。
公開からかなり時間が経過して自分はそれほど思い入れの強くない記事であっても長期間一定数のアクセスがあるものもあります。
ただ自分が書きたいことを投稿するだけでなく、そうした需要もベースにしつつ記事を温めていくのはブログ運営にお勧めだと考えます。完全に趣味であればそれほど気にしなくても良いでしょうが、例えば釣行記事だけで10連発というよりも毛色の違う記事を挟んでやると読み手を飽きさせない工夫になると思います。

 

こんな感じでたまに書いていこうかな、と考えています。

近頃、「やっと自由に書けるようになった」と感じることが出来たので書いてみた次第です。

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